<p>みなさんこんにちは。<br>今回は、Google Cloud Platformのサービスの1つであるCloud Runについて解説していきます。この記事ではCloudRunの特徴、料金体系、Terraformでの管理方法などを深掘りしていきます。<br></p><h2 id="he65fc20970">Cloud Runの特徴やメリット・デメリット</h2><p>Cloud RunはGoogleが提供するフルマネージド型のサーバレスプラットフォームです。Dockerコンテナを使用してアプリケーションをパッケージ化し、そのコンテナをCloud Runにデプロイすることで、自動的にスケールアウト・インを行うHTTPサーバとして実行できます。</p><h3 id="h3ab24f6f50">メリット</h3><ol><li><strong>フルマネージド: </strong>サーバの管理、設定、更新などを手動で行う必要がありません。これにより開発者はコードの開発に集中することができます。</li><li><strong>自動スケーリング</strong>: トラフィックが増えた時に自動的にスケールアウトし、トラフィックが減った時にはスケールインします。これによりリソースの利用効率が高まります。</li><li><strong>リクエスト単位の課金</strong>: 使用したリソースの量だけ課金され、未使用時間は課金されません。コスト効率が高いです。</li></ol><h3 id="h7e4a670898">デメリット</h3><ol><li><strong>長期間のバックグラウンド処理には向かない</strong>: CloudRunはHTTPリクエストに応答する形式で動作するため、長時間実行が必要なバッチ処理などには向いていません。</li><li><strong>制限されたリソース</strong>: 各コンテナの利用可能なCPUとメモリは制限されています。大規模な計算タスクには不向きかもしれません。</li></ol><h3 id="hdf973b9a5a">どのような人におすすめか</h3><p>CloudRunは以下のようなシチュエーションの開発者におすすめです。</p><ul><li>管理負荷を減らし、開発に集中したい人</li><li>トラフィックの変動が大きく、自動スケーリングを必要とする人</li><li>HTTPベースの軽量なマイクロサービスを運用したい人</li></ul><p>逆に、以下のようなケースでは他のGCPの製品（GCE, GKEなど）の検討もおすすめします。</p><ul><li>長時間にわたるバックグラウンド処理が必要な場合</li><li>大規模な計算リソースを必要とするアプリケーションを運用する場合</li></ul><h2 id="hc092a2af15">Cloud Runの料金、無料枠はある？</h2><p>Cloud Runの料金は主に次の2つの要素に基づいて計算されます。</p><ol><li><strong>リクエスト数</strong>: これはHTTPリクエストの数に基づきます。リクエストが増えれば増えるほど料金が増加します。</li><li><strong>リソース使用量</strong>: これはコンテナが消費したCPU時間、メモリ使用量、およびネットワーク使用量に基づきます。これらのリソース使用量が増えれば増えるほど料金が増加します。</li></ol><p>また、Cloud Runは一定の範囲内の利用について無料枠を提供しています。</p><ul><li>最初の200万のリクエストは無料</li><li>毎月CPU使用量は180,000 vCPU-secondsが無料</li><li>毎月メモリ使用量は360,000 GiB-secondsが無料</li><li>毎月出力ネットワークは1GBが無料</li></ul><p>ただし、これらの無料枠はCloud Runの全サービスに対して共通の使用量としてカウントされます。また、無料枠の使用が終わった後の利用は課金対象となります。<br><br>具体的な料金はリージョンや使用リソースによって異なりますので、詳細な料金情報や無料枠については、<a href="https://cloud.google.com/run/pricing" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Google Cloudの公式ドキュメント</a>をご確認ください。</p><h2 id="hf9f0c4873b">Cloud RunとCloud Run for Anthosとの違い</h2><p>Cloud RunとCloud Run for AnthosはどちらもGCPのサーバレスコンテナ実行サービスですが、主な違いは運用環境と拡張性です。<br><br>Cloud Runはフルマネージドのサービスで、ユーザーはバックエンドのインフラストラクチャについて考える必要がありません。<br><br>一方、Cloud Run for Anthosは、Anthos上での運用を前提としています。これにより、マルチクラウドやオンプレミス環境での運用が可能となります。</p><h2 id="h08908e3fc0">Cloud RunをTerraformで管理する方法</h2><p>TerraformはInfrastructure as Code (IaC)ツールであり、様々なクラウドリソースをコードベースで管理することが可能です。<br><br>以下にCloud Runのサービスを作成・管理するためのTerraformの基本的なサンプルコードを示します。</p><pre><code>provider "google" {
&nbsp; project = "your-gcp-project-id"
&nbsp; region&nbsp; = "us-central1"
}

resource "google_cloud_run_service" "default" {
&nbsp; name&nbsp; &nbsp; &nbsp;= "sample-cloudrun"
&nbsp; location = "us-central1"

&nbsp; template {
&nbsp; &nbsp; spec {
&nbsp; &nbsp; &nbsp; containers {
&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; image = "gcr.io/cloudrun/hello"
&nbsp; &nbsp; &nbsp; }
&nbsp; &nbsp; }
&nbsp; }

&nbsp; traffic {
&nbsp; &nbsp; percent&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp;= 100
&nbsp; &nbsp; latest_revision = true
&nbsp; }
}</code></pre><p><br>上記のサンプルでは、google_cloud_run_serviceリソースを使用してCloud Runサービスを作成しています。<br><br><code>name</code>と<code>location</code>はそれぞれサービスの名前とデプロイするリージョンを指定します。<br><br><code>template</code>ブロック内でコンテナのイメージを指定します。この例では、Googleが提供するサンプルイメージ <code>gcr.io/cloudrun/hello</code>を使用しています。<br><br>最後の<code>traffic</code>ブロックでは、新しくデプロイされたリビジョンにすべてのトラフィック（100%）がルーティングされるように設定しています。<br><br>このサンプルコードを実行することで、Cloud Runサービスが作成されます。また、Terraformを使用することで、Cloud Runの設定変更や削除もコードベースで行うことが可能です。<br><br>詳細な設定方法は<a href="https://registry.terraform.io/providers/hashicorp/google/latest/docs/resources/cloud_run_service" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Terraformの公式ドキュメント</a>をご確認ください。</p><h2 id="h0ff40d7ed1">Cloud Runに環境変数を設定する方法</h2><p>以下の手順でCloud Runに環境変数を設定することが可能です。</p><ol><li>GCPコンソールからCloud Runのダッシュボードを開きます。</li><li>環境変数を設定したいサービスを選択します。</li><li>「編集」をクリックして、環境変数のセクションに移動します。</li><li>キーと値のペアで環境変数を設定します。</li><li>「デプロイ」をクリックして、設定を保存します。</li></ol><p>詳細な設定方法は<a href="https://cloud.google.com/run/docs/configuring/environment-variables" target="_blank" rel="noopener noreferrer">GCPの公式ドキュメント</a>をご確認ください。</p><h2 id="h8b45e59121">Cloud RunでIP制限はできる？</h2><p>Cloud RunにおけるIP制限はGoogle Cloud Armorを利用して設定することが可能です。以下にその詳細な手順を示します。</p><ol><li>Google Cloud Consoleにログインし、左上のナビゲーションメニューから「Network Services &gt; Cloud Armor」を選択します。</li><li>「Create Policy」ボタンをクリックします。</li><li>新しいセキュリティポリシーの名前を入力し、「Create」ボタンをクリックします。</li><li>作成したセキュリティポリシーを選択し、「Add rule」をクリックします。</li><li>ルール名を入力し、アクションに「Allow」または「Deny」を選択します。次に、IPアドレスの範囲を入力します（例: 192.0.2.0/24）。このIP範囲は、許可または拒否するクライアントのIP範囲です。</li><li>「Create」をクリックしてルールを作成します。</li><li>Cloud Armorのセキュリティポリシーが作成されたら、左上のナビゲーションメニューから「Compute &gt; Cloud Run」を選択します。</li><li>IP制限を適用したいCloud Runサービスを選択し、「Edit &amp; deploy new revision」をクリックします。</li><li>「Show optional settings」をクリックし、「Security」セクションで作成したCloud Armorのセキュリティポリシーを選択します。</li><li>「Deploy」をクリックして設定を保存します。</li></ol><p><br>これにより、指定したIP範囲からのアクセスのみを許可するか、またはそのIP範囲からのアクセスを拒否する設定がCloud Runに反映されます。<br><br>詳細な設定方法は<a href="https://cloud.google.com/armor/docs/configure-security-policies" target="_blank" rel="noopener noreferrer">GCPの公式ドキュメント</a>をご確認ください。</p><h2 id="h1afe451c43">さいごに</h2><p>本記事では、Googleが提供するCloud Runについて詳しく解説しました。その特徴、メリット、デメリット、料金体系、Terraformを使った管理方法、そしてCloud Runでの環境変数の設定とIP制限の方法について詳しく説明しました。<br><br>Cloud Runはその自動スケーリングやリクエスト単位の課金など、特にWebアプリケーションやマイクロサービスの開発者にとって有用な特徴を多数持っています。一方で、長期のバックグラウンド処理や大規模な計算タスクには向かないという点も理解しておくべきです。<br><br>最適なツール選択はプロジェクトの要件によります。本記事が皆様のCloud Runを理解し、適切に活用する一助となれば幸いです。<br></p>

Google Cloud Platformのサービスの1つであるCloud Runについて解説していきます。この記事ではCloud Runの特徴、料金体系、Terraformでの管理方法などを深掘りしていきます。

Google Cloud PlatformのCloud Runについて完全解説 | 特徴・料金・環境変数の設定・IP制限・Terraformでの管理など

<p>Pythonのエンジニアが管理画面やダッシュボードを作成する際に便利なツールとして、「<a href="https://streamlit.io/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Streamlit</a>」が注目されています。<br><br>本記事では、Streamlitの特徴やメリット・デメリット、具体的な使い方について詳しく解説します。<br><br>Pythonを使ったWebアプリケーション開発に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。</p><h2 id="h9e14fb5f19">Streamlitとは</h2><p><a href="https://streamlit.io/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Streamlit</a>は、Pythonのライブラリであり、データサイエンティストやエンジニアが簡単にWebアプリケーションを作成できるように設計されています。<br><br>その特徴的な点は、シンプルなコードで高度なインタラクティブなUIを作成できることです。<br><br>また、リアルタイムなデータの可視化や分析にも優れています。</p><h2 id="h3c5e8c35cd">Streamlitのメリット</h2><p>Streamlitのメリットは以下のとおりです。<br>1. <strong>簡単なセットアップ</strong><br>StreamlitはPythonのパッケージとして提供されており、簡単にインストールできます。<br>2. <strong>シンプルなコード</strong><br>Streamlitはシンプルで直感的なコード記述が可能です。Pythonの基本的な知識があれば、誰でも簡単に使いこなせます。<br>3. <strong>リアルタイムな更新</strong><br>コードを変更すると、自動的にウェブページがリアルタイムで更新されます。素早く変更を反映できるため、開発効率が向上します。</p><h2 id="hed8749ff98">Streamlitのデメリット</h2><p>一方で、Streamlitには以下のようなデメリットもあります。<br>1. <strong>機能の制限</strong><br>Streamlitはシンプルなツールであるため、高度な機能やカスタマイズは難しい場合があります。<br>2. <strong>セキュリティの注意</strong><br>Streamlitはデータの可視化や分析を行うため、セキュリティに注意が必要です。機密性の高いデータを扱う場合は、適切な対策が必要です。</p><h2 id="hf123f9ccc0">Streamlitの使い方</h2><p>Streamlitの基本的な使い方を紹介します。<br>1. <strong>インストール</strong><br>最新バージョンのPythonをインストールし、`pip install streamlit`コマンドでStreamlitをインストールします。<br>2. <strong>基本的なコード</strong><br>Streamlitのコードはシンプルで直感的です。以下のコードは、Streamlitを使った簡単な管理画面の例です。</p><pre><code>import streamlit as st

# データベースの仮想的なデータ
data = [
&nbsp;&nbsp;{'id': 1, 'name': 'John Doe', 'email': 'john@example.com'},
&nbsp;&nbsp;{'id': 2, 'name': 'Jane Smith', 'email': 'jane@example.com'},
&nbsp;&nbsp;{'id': 3, 'name': 'Tom Johnson', 'email': 'tom@example.com'}
]

# ページのタイトルを設定
st.title('CRUD管理画面')

# データの一覧を表示
st.subheader('データ一覧')
for item in data:
&nbsp;&nbsp;st.write(f"ID: {item['id']}, Name: {item['name']}, Email: {item['email']}")

# データの作成
st.subheader('データの作成')
new_name = st.text_input('名前')
new_email = st.text_input('メールアドレス')
if st.button('作成'):
&nbsp;&nbsp;new_id = len(data) + 1
&nbsp;&nbsp;new_item = {'id': new_id, 'name': new_name, 'email': new_email}
&nbsp;&nbsp;data.append(new_item)
&nbsp;&nbsp;st.success('データの作成に成功しました！')

# データの更新
st.subheader('データの更新')
update_id = st.number_input('更新するデータのID', min_value=1, max_value=len(data))
update_name = st.text_input('名前')
update_email = st.text_input('メールアドレス')
if st.button('更新'):
&nbsp;&nbsp;for item in data:
&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;if item['id'] == update_id:
&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;item['name'] = update_name
&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;item['email'] = update_email
&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;st.success('データの更新に成功しました！')

# データの削除
st.subheader('データの削除')
delete_id = st.number_input('削除するデータのID', min_value=1, max_value=len(data))
if st.button('削除'):
&nbsp;&nbsp;for item in data:
&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;if item['id'] == delete_id:
&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;data.remove(item)
&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;st.success('データの削除に成功しました！')

# 更新されたデータの一覧を表示
st.subheader('更新されたデータ一覧')
for item in data:
&nbsp;&nbsp;st.write(f"ID: {item['id']}, Name: {item['name']}, Email: {item['email']}")</code></pre><p>このコードでは、データベースの仮想的なデータを使用して、CRUD操作を実行するための管理画面を作成しています。データの一覧表示、データの作成、データの更新、データの削除といった機能が含まれています。<br><br>ご自身の実際のデータベースと統合する場合は、データベース接続やクエリの追加が必要になります。また、セキュリティにも十分注意してください。<br><br>このサンプルコードをベースに、必要な機能を追加して、ご自身のプロジェクトに適したCRUD管理画面を作成してください。<br></p><h2 id="h1afe451c43">さいごに</h2><p>本記事では、Pythonのライブラリ「Streamlit」について紹介しました。<br><br>Streamlitはシンプルなコードで高度なUIを作成できるため、エンジニアやデータサイエンティストにとって非常に便利なツールです。また、リアルタイムな更新やデータの可視化にも優れています。<br><br>ぜひ、自身のプロジェクトで活用してみてください。</p>

Pythonのエンジニアが管理画面やダッシュボードを作成する際に便利なツールとして、「Streamlit」が注目されています。本記事では、Streamlitの特徴やメリット・デメリット、具体的な使い方について詳しく解説します。

Pythonのライブラリ「Streamlit」を使って管理画面・ダッシュボードを作ろう！ | 特徴や使い方まで解説

<p>こんにちは！今回は、Ruby on Railsを使ってサービス開発を行っているエンジニア向けに、Railsでの管理画面作成に役立つGemとその使い方をご紹介します。これから管理画面を作ろうとしているエンジニアの皆さんにとって、時間と労力を節約しながら、高品質な管理画面を作るための参考になれば幸いです。</p><h2 id="h3599f4fe70">Railsで管理画面を作るときのおすすめのGem</h2><h3 id="h665ff0a515">Active Admin</h3><p>まず最初に紹介するのは、Railsの管理画面作成に最適なGem、「Active Admin」です。Active Adminは非常に多機能で、CRUD操作はもちろんのこと、検索機能やソート機能、ページネーションなども手軽に実装することができます。<br><br>Active Adminを使用すると、テンプレートを自由にカスタマイズすることも可能です。デフォルトではBootstrapをベースにしたシンプルで使いやすいデザインが用意されていますが、自分の好みや要件に合わせて見た目を変更することができます。</p><h3 id="hbb5cc04acb">RailsAdmin</h3><p>次にご紹介するのは「RailsAdmin」です。RailsAdminもActive Admin同様に、Railsでの管理画面作成に非常に便利なGemです。特徴的なのはその導入の簡易さと、データベースのテーブルを自動で認識し、対応する管理画面を生成してくれる点です。<br><br>RailsAdminはCRUD操作はもちろん、検索機能やソート機能、ページネーションなども手軽に実装できます。また、見た目はBootstrapベースのデザインとなっており、独自のテンプレートを適用することも可能です。</p><h3 id="h4485021bd9">AdminLTE</h3><p>最後におすすめするのは「AdminLTE」です。AdminLTEはBootstrapベースの無料の管理画面テンプレートで、見た目が美しく、機能も豊富です。Railsの管理画面作成において、AdminLTEを利用すると、ユーザーフレンドリーなUIと使いやすいUXを短時間で実装することが可能です。これにより、開発者はよりビジネスロジックやデータ処理に集中することができます。</p><h2 id="h6a73a5f7ae">それぞれのGemの使い方</h2><p>それぞれのGemの基本的な使い方を紹介します。</p><h3 id="h238c23c2cb">Active Adminの使い方</h3><p>Active Adminは以下のコマンドで導入することができます。</p><pre><code>gem 'activeadmin' </code></pre><p>次に、以下のコマンドでActive Adminをインストールします。</p><pre><code>rails generate active_admin:install</code></pre><p>このコマンドを実行すると、Active Admin用の設定ファイルが生成され、管理画面のテンプレートも同時に作られます。その後、マイグレーションを実行して、必要なテーブルを生成します。<br><br>詳細な使い方は<a href="https://activeadmin.info/documentation.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Active Adminの公式ドキュメント</a>をご覧ください。</p><h3 id="h8b3fe74797">RailsAdminの使い方</h3><p>RailsAdminの導入も非常に簡単です。以下のコマンドをGemfileに追加します。</p><pre><code>gem 'rails_admin'</code></pre><p>その後、bundle installを行い、以下のコマンドでインストールを完了させます。</p><pre><code>rails g rails_admin:install</code></pre><p>こうすると、データベースの全テーブルを自動的に認識し、それぞれのテーブルに対応した管理画面を生成してくれます。<br><br>詳細な使い方は<a href="https://github.com/sferik/rails_admin/wiki" target="_blank" rel="noopener noreferrer">RailsAdminの公式ドキュメント</a>をご覧ください。</p><h3 id="h91505e24bb">AdminLTEの使い方</h3><p>AdminLTEの導入は少し手順がありますが、その見た目と機能性はその労力を十分に補ってくれます。まず、AdminLTEの公式サイトから必要なファイルをダウンロードします。次に、ダウンロードしたファイルをRailsプロジェクトの`app/assets`ディレクトリに配置します。<br><br>そして、AdminLTEを適用したいviewファイルに対して、ダウンロードしたAdminLTEのテンプレートを適用します。詳細な手順は<a href="https://adminlte.io/docs/3.0/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">AdminLTEの公式ドキュメント</a>をご覧ください。</p><h2 id="h1afe451c43">さいごに</h2><p>この記事では、Railsで管理画面を作る際におすすめのGemとその使い方をご紹介しました。Active Admin、RailsAdmin、そしてAdminLTEはどれも高機能で、短時間で効率的に管理画面を作成することが可能です。<br><br>どのツールを選択するかは、自身のプロジェクトの要件や好みによりますが、両者ともに便利な機能を提供しており、CRUD操作やBootstrapをベースにしたデザインのテンプレート機能などが用意されています。<br><br>最後に、エンジニアとしては、各種GemやAdminLTEの公式ドキュメンテーションをチェックすることも忘れないでください。最新の情報や詳細な使い方を知るための一番確実な情報源です。<br><br>今後とも、Railsでの開発がより楽しく、効率的になるような情報を提供していきますので、ぜひお楽しみに！</p>

こんにちは！今回は、Ruby on Railsを使ってサービス開発を行っているエンジニア向けに、Railsでの管理画面作成に役立つGemとその使い方をご紹介します。

Ruby on Railsで効率よく管理画面を作る！おすすめのGemとその使い方

<p>URL短縮は、Web開発やデジタルマーケティングの世界で重要な役割を果たしています。<br><br>本記事では、Go言語を使っているエンジニア向けに、便利なURL短縮ツール/APIの紹介と利用方法を解説します。URL短縮の重要性や利点、そしてセキュリティ上の考慮事項についても触れていきます。</p><h2 id="hd42d491fb2">なぜURL短縮を行うべきか</h2><p>長いURLは見た目が複雑で使いにくく、シェアする際にも不便です。URL短縮を行うことで、短くシンプルなURLを作成することができます。また、SNSやメッセンジャーなどの文字数制限がある環境でも効果的です。さらに、URL短縮はクリック数の解析やトラフィックの測定などのメリットもあります。</p><h2 id="h439dfb2bea">Goを使っているエンジニアにおすすめなURL短縮ツール/API</h2><p>以下に、いくつかの優れたURL短縮ツール/APIを紹介します。それぞれの特徴や利用方法を示します。</p><h3 id="h0c45028687">1. <a href="https://bitly.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Bitly</a></h3><p><strong>特徴</strong></p><ul><li>企業やブランドにとって信頼性の高いURL短縮サービス</li><li>短縮URLのカスタマイズやクリック数の分析などの高度な機能を提供</li></ul><p>GoでBitlyのAPIを利用する場合、まずアカウントを作成し、APIキーを生成する必要があります。APIキーを取得したら、以下のGoのサンプルコードを使ってURLを短縮します。</p><pre><code>import (
&nbsp;&nbsp;"fmt"
&nbsp;&nbsp;"net/http"
&nbsp;&nbsp;"io/ioutil"
)


func shortenURL(url string) (string, error) {
&nbsp;&nbsp;apiKey := "YOUR_API_KEY"
&nbsp;&nbsp;apiURL := "https://api-ssl.bitly.com/v4/shorten"
&nbsp;&nbsp;requestURL := fmt.Sprintf("%s?long_url=%s", apiURL, url)

&nbsp;&nbsp;client := &amp;http.Client{}
&nbsp;&nbsp;req, err := http.NewRequest("POST", requestURL, nil)
&nbsp;&nbsp;if err != nil {
&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;return "", err
&nbsp;&nbsp;}

&nbsp;&nbsp;req.Header.Add("Authorization", fmt.Sprintf("Bearer %s", apiKey))

&nbsp;&nbsp;resp, err := client.Do(req)
&nbsp;&nbsp;if err != nil {
&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;return "", err
&nbsp;&nbsp;}

&nbsp;&nbsp;defer resp.Body.Close()

&nbsp;&nbsp;body, err := ioutil.ReadAll(resp.Body)
&nbsp;&nbsp;if err != nil {
&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;return "", err
&nbsp;&nbsp;}

&nbsp;&nbsp;shortenedURL := string(body)

&nbsp;&nbsp;return shortenedURL, nil
}</code></pre><h3 id="h4faf388b19">2. <a href="https://tinyurl.com/app" target="_blank" rel="noopener noreferrer">TinyURL</a></h3><p><strong>特徴</strong></p><ul><li>シンプルで使いやすいURL短縮ツール</li><li>無料で利用可能</li><li>APIも提供されている</li></ul><p>GoでTinyURLのAPIを利用する場合、まずAPIキーを取得する必要があります。APIキーを取得したら、以下のGoのサンプルコードを使ってURLを短縮します。</p><pre><code>import (
&nbsp;&nbsp;"fmt"
&nbsp;&nbsp;"net/http"
&nbsp;&nbsp;"io/ioutil"
)

func shortenURL(url string) (string, error) {
&nbsp;&nbsp;apiKey := "YOUR_API_KEY"
&nbsp;&nbsp;apiURL := "https://api.tinyurl.com/shorten"
&nbsp;&nbsp;requestURL := fmt.Sprintf("%s?url=%s&amp;apiKey=%s", apiURL, url, apiKey)

&nbsp;&nbsp;resp, err := http.Get(requestURL)
&nbsp;&nbsp;if err != nil {
&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;return "", err
&nbsp;&nbsp;}

&nbsp;&nbsp;defer resp.Body.Close()

&nbsp;&nbsp;body, err := ioutil.ReadAll(resp.Body)
&nbsp;&nbsp;if err != nil {
&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;return "", err
&nbsp;&nbsp;}

&nbsp;&nbsp;shortenedURL := string(body)

&nbsp;&nbsp;return shortenedURL, nil
}</code></pre><h3 id="h61163fec1d">3. <a href="https://www.rebrandly.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Rebrandly</a></h3><p><strong>特徴</strong></p><ul><li>カスタムドメインを使用できるURL短縮サービス</li><li>企業のブランド戦略に合わせた独自の短縮URLを作成可能</li></ul><p>GoでRebrandlyのAPIを利用する場合、まずAPIキーを生成し、APIエンドポイントに対してリクエストを送信します。以下のGoのサンプルコードを使ってURLを短縮します。</p><pre><code>import (
&nbsp;&nbsp;"fmt"
&nbsp;&nbsp;"net/http"
&nbsp;&nbsp;"io/ioutil"
)

func shortenURL(url string) (string, error) {
&nbsp;&nbsp;apiKey := "YOUR_API_KEY"
&nbsp;&nbsp;apiURL := "https://api.rebrandly.com/v1/links"
&nbsp;&nbsp;reqBody := fmt.Sprintf(`{
&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;"destination": "%s"
&nbsp;&nbsp;}`, url)


&nbsp;&nbsp;client := &amp;http.Client{}
&nbsp;&nbsp;req, err := http.NewRequest("POST", apiURL, strings.NewReader(reqBody))
&nbsp;&nbsp;if err != nil {
&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;return "", err
&nbsp;&nbsp;}

&nbsp;&nbsp;req.Header.Add("Content-Type", "application/json")
&nbsp;&nbsp;req.Header.Add("apikey", apiKey)

&nbsp;&nbsp;resp, err := client.Do(req)
&nbsp;&nbsp;if err != nil {
&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;return "", err
&nbsp;&nbsp;}

&nbsp;&nbsp;defer resp.Body.Close()

&nbsp;&nbsp;body, err := ioutil.ReadAll(resp.Body)
&nbsp;&nbsp;if err != nil {
&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;return "", err
&nbsp;&nbsp;}

&nbsp;&nbsp;shortenedURL := string(body)

&nbsp;&nbsp;return shortenedURL, nil
}</code></pre><p>これらのツール/APIは、便利なURL短縮機能を提供しています。選択する際には、使用目的や機能要件、予算などを考慮しましょう。</p><h2 id="h1afe451c43">さいごに</h2><p>本記事では、Go言語を使っているエンジニア向けに、URL短縮ツール/APIの紹介と利用方法を解説しました。<br><br>URL短縮は、見た目の簡潔さやシェアの便利さだけでなく、クリック数の解析やトラフィックの測定などにも役立つ重要な要素です。<br><br>セキュリティ上の注意点にも留意しながら、最適なツール/APIを選択し、効果的に活用してください。</p>

URL短縮は、Web開発やデジタルマーケティングの世界で重要な役割を果たしています。本記事では、Go言語を使っているエンジニア向けに、便利なURL短縮ツール/APIの紹介と利用方法を解説します。URL短縮の重要性や利点、そしてセキュリティ上の考慮事項についても触れていきます。

URL短縮ツールの比較とGo言語での利用方法

<p>みなさん、こんにちは。Querier開発チームです。<br>今回のアップデートでテーブルとKeyValueコンポーネントで通貨の表示に対応しましたのでお知らせします。<br><br>テーブルの各カラム、KeyValueの各Rowの <strong>[タイプ]</strong> に <code>Currency</code> が追加れました。<br><strong>[通貨]</strong> には <code>jpy</code> や <code>usd</code> などの文字列を入力することで、テーブル表示がフォーマットされる仕様となります。<br><br>今後もテーブルやKeyValueでできることを増やしていきますので、よろしくお願いいたします。</p>

みなさん、こんにちは。Querier開発チームです。今回のアップデートでテーブルとKeyValueコンポーネントで通貨の表示に対応しましたのでお知らせします。

テーブルとKeyValueで通貨表示に対応しました！

<p>みなさん、こんにちは。Querier開発チームです。<br>今回のアップデートでコマンドパレットが使えるようになりましたのでお知らせします。<br><br>右上の<strong>虫眼鏡アイコン</strong>か、<strong>⌘K</strong>のショートカットでアクセス可能です。<br><br>コマンドパレットで使えるようになった機能は以下になります。<br></p><ol><li>データフローの検索</li><li>ウィジェットの検索</li><li>ページの移動</li></ol><p><br>今後もコマンドパレットでできることを増やしていきますので、よろしくお願いいたします。</p>

みなさん、こんにちは。Querier開発チームです。今回のアップデートでコマンドパレットが使えるようになりましたのでお知らせします。

コマンドパレットでデータフロー・ウィジェットの検索、ページ移動ができるようになりました！

<p>昨今のJavaScript/TypeScriptの開発でなくてはならないESLintですが、プラグインも設定項目も豊富で設定に悩みますよね。<br><br>なので今回はクエリアでフロントエンドの開発時に使用しているESLintのプラグインを5つを紹介していきます。<br></p><h2 id="h599a977686">eslint-plugin-react-hooks</h2><p><br><a href="https://www.npmjs.com/package/eslint-plugin-react-hooks" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.npmjs.com/package/eslint-plugin-react-hooks</a><br><br>Reactでの開発時にはお馴染みのプラグインかと思います。<br><br>Nextで開発してる場合であれば<a href="https://nextjs.org/docs/basic-features/eslint" target="_blank" rel="noopener noreferrer">eslint-config-next</a>内に含まれていますね。<br><br>このプラグインではHooksのルールに則っているか、依存配列が正しく記述されているかをチェックしてくれます。<br></p><h2 id="h4b2bc1873a">eslint-plugin-import</h2><p><br><a href="https://www.npmjs.com/package/eslint-plugin-import" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.npmjs.com/package/eslint-plugin-import</a><br><br>モジュールのimportに関する様々なルールを設定できるプラグインです。<br><br>個人的にはimportが多くなってきた時や雑にimportしていてもautofixで一括で並び替えてくれるのが嬉しいです。<br><br>他にもexport関連も含め複数の設定があるので開発体制や課題に合うものを探してみても楽しいかもしれません。<br></p><h2 id="h5cc410e183">eslint-plugin-unused-imports</h2><p><br><a href="https://www.npmjs.com/package/eslint-plugin-unused-imports" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.npmjs.com/package/eslint-plugin-unused-imports</a><br><br>未使用のimportがないかチェックしてくれるプラグインです。<br><br>開発時に意外とコードを削除したりファイルの分割したりで使わなくなったモジュールのimportが残ってしまいがちなんですけど、このプラグインのおかげでautofixをすると一括削除してくれるので便利です。<br></p><h2 id="h2d2b3da8c1">eslint-plugin-sort-destructure-keys</h2><p><br><a href="https://www.npmjs.com/package/eslint-plugin-sort-destructure-keys" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.npmjs.com/package/eslint-plugin-sort-destructure-keys</a><br><br>オブジェクトの分割代入時のキーのソートをしてくれるプラグインです。<br><br>また、オブジェクトのキーのソートには<a href="https://www.npmjs.com/package/eslint-plugin-sort-keys-fix" target="_blank" rel="noopener noreferrer">eslint-plugin-sort-keys-fix</a>というプラグインがあります。<br><br>オブジェクトのキーの並びは無理して人の手でやるほどではないですが、ある程度順序を統一させたい気持ちもあるので気になる箇所はESLintのルールやプラグインに任せていきたいですね。<br></p><h2 id="h55b22fe443">eslint-plugin-tailwindcss</h2><p><br><a href="https://www.npmjs.com/package/eslint-plugin-tailwindcss" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.npmjs.com/package/eslint-plugin-tailwindcss</a><br><br>Tailwindを用いた開発で便利な機能を詰め合わせたプラグインです。<br></p><ul><li>クラス名のソート</li><li> <code>mx-5 my-5</code>のように<code>m-5</code>としてショートハンド化が可能なプロパティのショートハンド化</li><li>Tailwindで定義されていないクラス名使用の可否</li><li>プロパティが重複している場合の指摘</li></ul><p><br>などの機能があります。<br><br>こちらも人力で確認するには辛いですが抑えておきたいところですね。<br></p><h2 id="h3bcda3e6b0">最後に</h2><p><br>クエリアで実際に使用しているプラグインの一部を紹介させていただきました。<br><br>開発に集中にするためにもESLintに任せられる箇所はどんどん任せて楽をしていきたいですね。<br><br>そんなESLintに助けてもらいながら開発している<a href="https://www.querier.io/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">社内向けの管理画面やツールを構築できるローコードツールの『Querier』</a>もよろしくお願いします。</p>

実際にQuerierでも仕様している、フロントエンド開発時におすすめのESLintプラグインを5つご紹介します。

フロントエンド開発時におすすめのESLintプラグイン5選

<p>みなさんこんにちは。Querier開発チームです。<br><br><span style="color:#3b3b3b">今回、OpenAI社が提供するGPTをベースとしたAI機能が加わり、SQLとJavaScriptを自動生成することが可能となりました。SQLに関しては、MySQLとPostgreSQLに対応しています。</span><br></p><iframe class="embedly-embed" src="https://cdn.embedly.com/widgets/media.html?src=https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2FAWkvsFDIVI8%3Ffeature%3Doembed&display_name=YouTube&url=https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fwatch%3Fv%3DAWkvsFDIVI8&image=https%3A%2F%2Fi.ytimg.com%2Fvi%2FAWkvsFDIVI8%2Fhqdefault.jpg&key=94335756f04b424b8ce3ce71cbe3de0a&type=text%2Fhtml&schema=youtube" width="560" height="315" scrolling="no" title="YouTube embed" frameborder="0" allow="autoplay; fullscreen" allowfullscreen="true"></iframe><p><br><br><span style="color:#3b3b3b">このAI機能は、データソースと連携することで、各データ構造に最適な形でSQLを生成するため、手直しの必要が最小限になります。また、プロダクト特有の変数記法にも対応しており、幅広い場面でご活用いただけます。</span><br><br><span style="color:#3b3b3b">今後は、REST APIやBigQueryなど、他のデータソースへの対応を進めていく予定です。また、ロジックだけではなく、AIによるアプリ作成にも着手し、より効率的で、スピーディーなアプリケーション開発を追求していく予定です。</span><br><br>プレスリリースはこちら<br><a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000061798.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000061798.html</a></p>

みなさんこんにちは。今回、OpenAI社が提供するGPTをベースとしたAI機能が加わり、SQLとJavaScriptを自動生成することが可能となりました。

AIによるSQLとJavaScriptの自動生成ができるようになりました！

<p>みなさんこんにちは。Querier開発チームです。<br>本日のアップデートで配置されたウィジェットのUIが大幅にアップデートされました。<br><br>具体的なアップデート内容は以下となります。<br></p><h2 id="h148f3deb88">全体のスタイルをアップデート</h2><p>想定よりも複雑なアプリケーションを作っていただいている背景から、1ページでの一覧性の向上などを目的として、<strong>各ウィジェットのサイズや余白</strong>の調整を行いました。<br>また、<strong>インプットの入力必須時のスタイル</strong>や、<strong>チェックボックス、ラジオなどのDisable状態のスタイル</strong>もよりわかりやすく調整を行いました。<br>今後、このスタイルをベースにライトモードへの取り組みも進めていきます。</p><h2 id="h73ef7a4aaf">横並びの自動スタイル補正</h2><p>インプットコンポーネントとボタンコンポーネントをカラムを使って横並びにするときに、ボタンの高さを自動で調整し、ズレがないように補正する機能が追加されました。<br><br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/d227d458429d4051a17239ee5909bf41/6123108de831463cbd5855db49890f5d/horizontal_style.png" alt="" width="2390" height="1180"></p><h2 id="hdde19f8a7b">フォーム系コンポーネントへのNoteの追加</h2><p>フォーム系コンポーネントに対して、ノートを追加できるようになりました。<br>入力時に気をつけることなどを記載して、より安全にオペレーションを行うことができるようになります。<br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/d227d458429d4051a17239ee5909bf41/5aa6db93f6a64b849997865b598c24c5/input_note.png" alt="" width="778" height="234"><br>対象コンポーネントは以下です。</p><ul><li>インプット</li><li>セレクト</li><li>マルチセレクト</li><li>チェックボックス</li><li>チェックボックスグループ</li><li>ラジオ</li><li>テキストエリア</li><li>ファイル</li></ul><h2 id="h1967719926">モーダルコンポーネントへのタイトル追加</h2><p>以下のようにモーダルのタイトルを追加できるようになりました。<br>モーダル選択時の <strong>[タイトル]</strong> に値を入れることで、お使いいただけます。<br><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/d227d458429d4051a17239ee5909bf41/f0539c66417840d488f9b65ac177f904/modal_title.png" alt="" width="1536" height="1292"><br></p>

みなさんこんにちは。Querier開発チームです。本日のアップデートで配置されたウィジェットのUIが大幅にアップデートされました。

ウィジェットのUIがフルリニューアルされました！

<p>みなさんこんにちは。<br>今回はGoでAPIサーバーを作るときのDBコネクションの引き回しとトランザクションについて、実際の活用事例も含めて解説していきます。<br><br>ある程度レイヤー化されたGoのアプリケーションでは、しばしばDBコネクションをどのように引き回し、トランザクション処理をどこで行うかというのは常に議論されてきています。<br><br>今回はクエリアが行っている実装方法を紹介していきますので、ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。<br></p><h2 id="h06542a4d0e">全体のパッケージ構成</h2><pre><code>.
├── account
│&nbsp;&nbsp; ├── handler.go
│&nbsp;&nbsp; ├── service.go
│&nbsp;&nbsp; └── store.go
├── cmd
│&nbsp;&nbsp; └── app
│&nbsp;&nbsp; &nbsp; &nbsp; └── main.go
├── container
│&nbsp;&nbsp; └── container.go
├── infra
│&nbsp;&nbsp; └── store.go
├── infra_dep.go
├── infra_store.go
└── model
&nbsp; &nbsp; └── account.go</code></pre><p>データベースやモデルに関するパッケージを一部抜粋したものになります。<br>それぞれのファイルの役割や、内部のコードに関しては下で解説していきます。<br><br>また、全体のパッケージ構成については今後詳しく紹介していきますので、そちらの記事をお待ち下さい。<br></p><h2 id="he16346dbe6">モデルの定義をする</h2><p><code>model</code> パッケージ内にモデルを定義していきます。モデルパッケージ内には、モデルの構造体と、データアクセス層のインターフェースのみを定義します。</p><pre><code>package model

type Account struct {
	ID&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; string&nbsp; &nbsp; `json:"id" db:"id"`
	FirstName string&nbsp; &nbsp; `json:"firstName" db:"first_name"`
	LastName&nbsp; string&nbsp; &nbsp; `json:"lastName" db:"last_name"`
	Email&nbsp; &nbsp; &nbsp;string&nbsp; &nbsp; `json:"email" db:"email"`
	CreatedAt time.Time `json:"-" db:"created_at"`
	UpdatedAt time.Time `json:"-" db:"updated_at"`
}

type AccountStore interface {
	GetByID(context.Context, string) (*Account, error)
	Create(context.Context, *Account) error
}</code></pre><h2 id="h811ba72e13">データベースの抽象化を行う</h2><p>次に、データアクセス層の共通処理と抽象化を行っていきます。</p><pre><code>package root

import (
	"context"
	"database/sql"

	"github.com/jmoiron/sqlx"

	"github.com/xxx/xxx/model"
)

type ModelStore interface {
	Account() model.AccountStore
}

type Store interface {
	ModelStore
	RunTransaction(func(tx Transaction) error) error
}

type Transaction interface {
	ModelStore
}

type DB interface {
	Query(string, ...interface{}) (*sql.Rows, error)
	QueryContext(context.Context, string, ...interface{}) (*sql.Rows, error)
	Exec(string, ...interface{}) (sql.Result, error)
	ExecContext(context.Context, string, ...interface{}) (sql.Result, error)
	GetContext(context.Context, interface{}, string, ...interface{}) error
	QueryxContext(context.Context, string, ...interface{}) (*sqlx.Rows, error)
	SelectContext(context.Context, interface{}, string, ...interface{}) error
}</code></pre><p>各インターフェースの役割は以下になります。</p><h3 id="hf218d2aa6d">ModelStoreインターフェース</h3><p><code>ModelStore</code> は各モデルて定義されたStoreを取得する関数を定義します。このインターフェース自体をどこかで使うわけではなく、下で定義する <code>Store</code> と <code>Transaction</code> にEmbedするためのものです。</p><h3 id="h28080c6545">Storeインターフェース</h3><p><code>Store</code> は <code>ModelStore</code> と、<code>RunTransaction</code> というトランザクションを実行する関数を定義します。</p><h3 id="h4b102bdc03">Transactionインターフェース</h3><p><code>Transaction</code> は <code>ModelStore</code> のみをEmbedします。</p><h3 id="h0d5bccaef2">DBインターフェース</h3><p><code>DB</code> には、お使いのORMやクエリビルダーに応じてデータアクセスのための関数を定義し、DBコネクションの抽象化を定義します。<br><br>インターフェースの定義が完了したら、<code>infra/store.go</code> 内では、<code>infra_store.go</code> で定義した <code>Store</code> と <code>Transaction</code> インターフェースの実装をしていきます。</p><pre><code>package infra

import (
	"github.com/jmoiron/sqlx"

	"github.com/xxx/xxx"
	"github.com/xxx/xxx/account"
)

type store struct {
	db *sqlx.DB
}

func NewStore(db *sqlx.DB) root.Store {
	return &amp;store{db}
}

func (s *store) RunTransaction(f func(root.Transaction) error) error {
	tx, err := s.db.Beginx()
	if err != nil {
		return err
	}

	if err := f(&amp;transaction{db: tx}); err != nil {
		if err := tx.Rollback(); err != nil {
			return err
		}
		return err
	}

	if err := tx.Commit(); err != nil {
		return err
	}

	return nil
}

func (s *store) Account() model.AccountStore {
	return account.NewStore(s.db)
}

type transaction struct {
	db *sqlx.Tx
}

func (tx *transaction) Account() model.AccountStore {
	return account.NewStore(tx.db)
}</code></pre><h2 id="hd37dfc923c">Storeの実装を行う</h2><p><code>account/store.go</code>内では、<code>model</code>パッケージで定義した <code>AccountStore</code>の実装をしていきます。<br>ここでは、<code>infra_store.go</code>で定義した、<code>DB</code>インターフェースを用いてデータベースへのリクエストを構築します。</p><pre><code>package account

import (
	"context"

	"github.com/xxx/xxx"
	"github.com/xxx/xxx/model"
)

type store struct {
	db root.DB
}

func NewStore(db root.DB) model.AccountStore {
	return &amp;store{db}
}

func (s *store) Get(ctx context.Context, id string) (*model.Account, error) {
}

func (s *store) Create(ctx context.Context, m *model.Account) error {
}</code></pre><h2 id="h91d0a408dd">依存の初期化を行う</h2><p>Service層でStoreを呼び出す準備として、依存するStoreを初期化する <code>Container</code>を定義していきます。<br><code>infra_dep.go</code>内で、以下の依存の集約を定義します。今後、外部APIに依存するメール送信や決済機能などが入る際には、ここに定義を追加していきます。</p><pre><code>package root

type Dependency struct {
	Store Store
}</code></pre><p><code>container/container.go</code>で、初期化する関数を定義します。</p><pre><code>package container

type Container struct {
	DB&nbsp;*sqlx.DB
}

func New(ctx context.Context) *Container {
	db, err := mysql.New()
	if err != nil {
		logger.Logger.Fatal("", zap.Error(err))
	}

	return &amp;Container{
		DB: db,
	}
}

func (c *Container) Dependency() *root.Dependency {
	store := infra.NewStore(c.DB)
	return &amp;root.Dependency{
		Store:&nbsp;store,
	}
}

func (c *Container) Account() account.Service {
	return account.NewService(c.Dependency())
}</code></pre><h2 id="h7c6b85e37d">ServiceでStoreを呼び出す</h2><p><code>AccountService</code>の構造体には <code>Dependency</code> を持ち、Storeを取得します。</p><pre><code>package account

type Service interface {
}

type service struct {
	*root.Dependency
}

func NewService(d *root.Dependency) Service {
	return &amp;service{Dependency: d}
}</code></pre><p>Serviceの関数内で、Storeを呼び出す際は、以下のように呼び出します。</p><pre><code>// 純粋にStoreを呼び出す際
a, err := s.Store.Account().GetByID(ctx, "")

// Transactionを実行する際
if err = s.Store.RunTransaction(func(tx root.Transaction) error {
	return tx.Account().Create(ctx, account)
}); err != nil {
	return nil, err
}

</code></pre><h2 id="h1afe451c43">さいごに</h2><p>今回は、クエリアが実践するGoアプリケーションでのDBコネクションの引き回しとトランザクション管理について解説していきました。GoのAPIを開発していてデータベース周りでの実装方法を模索している方がいればぜひ参考にしていただければと思います。<br><br>クエリアは社内のサーバーサイドはほぼ全てGoで開発されているので、今後も社内でのナレッジなどを発信していきます。<br><br>また、クエリアは様々なデータベース、APIと連携して、<a style="color:#2b6cb0;background-color:#ffffff" href="https://www.querier.io/" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><strong>社内向けの管理画面やツールを構築できるローコードツールの『Querier』</strong></a>を開発しています。無料トライアルも実施しておりますので、もし気になる方がいればサイトを覗いてみてください。</p>

みなさんこんにちは。今回はGoでAPIサーバーを作るときのDBコネクションの引き回しとトランザクションについて、実際の活用事例も含めて解説していきます。

Querierブログ