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Firebase Authを徹底解説 | 使い方から料金、Amazon Cognitoとの違いまで

2023.07.18に公開 | 2023.07.18に更新

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今日のデジタル時代において、ユーザー認証はアプリケーション開発において重要な要素の一つです。

Firebase Authという便利なツールがそのニーズを満たすことができます。

本記事では、Firebase Authとは何か、その使い方、料金について解説し、さらにAmazon Cognitoとの違いを比較します。

Firebase Authとは

Firebase AuthはGoogleが提供する認証サービスの一つで、開発者が容易にセキュアなユーザー認証をアプリケーションに組み込むことを可能にします。

Firebase Authは、メールアドレスとパスワード、電話番号、さらにはGoogle、Facebook、Twitterなどのソーシャルログインを含む複数の認証方法をサポートしています。

Firebase Authの使い方の詳細

Firebase Authを使用するには、以下のステップを踏みます。

1. Firebaseプロジェクトの作成

最初に行うのはFirebaseプロジェクトの作成です。以下の手順で作成できます。

  1. Firebaseの公式ページにアクセスし、Get Startedボタンをクリックします。
  2. Firebaseコンソールに移動すると、「新規プロジェクト」ボタンが表示されます。これをクリックします。
  3. 必要な情報を入力し、「プロジェクトを作成」ボタンをクリックします。

2. Firebase SDKの追加

Firebaseプロジェクトを作成したら、次にFirebase SDKをあなたのアプリケーションに追加します。これは以下のようなコードで行います。

// Firebase SDKの初期化
firebase.initializeApp({
  apiKey: 'your-api-key',
  authDomain: 'your-auth-domain',
  projectId: 'your-project-id',
});

この部分の詳細は公式ドキュメンテーションを参照してください。

3. 認証方法の設定

次に、Firebase Authで使用する認証方法を設定します。FirebaseコンソールのAuthセクションに移動し、認証方法を選択します。ここでは例として、メールアドレスとパスワードを使用した認証方法を設定します。

4. ユーザー認証の実装

認証方法を設定したら、次にユーザー認証のコードを実装します。メールアドレスとパスワードでの認証は以下のように行います。

// メールとパスワードによる認証
firebase.auth().signInWithEmailAndPassword(email, password)
  .then((userCredential) => {
    // ログイン成功
    var user = userCredential.user;
  })
  .catch((error) => {
    // エラーハンドリング
    var errorCode = error.code;
    var errorMessage = error.message;
  });

この部分の詳細は公式ドキュメンテーションを参照してください。

これらの手順を踏むことで、Firebase Authを使ってユーザー認証を行うことができます。もし途中で何か問題が起こった場合は、Firebaseの公式ドキュメントやフォーラムを参照するとよいでしょう。

Amazon CognitoとFirebase Authの比較

Firebase AuthとAmazon Cognitoは、どちらもユーザー認証とアカウント管理のためのサービスですが、違いがいくつかあります。

1. プロバイダーとの親和性

FirebaseはGoogle Cloud Platformの一部であり、Googleのエコシステムとの親和性が高いです。一方、Amazon CognitoはAmazon Web Services (AWS) の一部であり、AWSのサービス群との親和性が高いです。

2. 認証方法

Firebase AuthとAmazon Cognitoの両方とも、ソーシャル認証(Google、Facebookなど)やメール/パスワード認証をサポートしています。ただし、Amazon CognitoはSRP (Secure Remote Password protocol) による認証をサポートしており、これはFirebase Authにはない特徴です。

3. 料金体系

Firebase Authは基本的に無料で、電話番号認証のみが課金対象です。対して、Amazon Cognitoは月間アクティブユーザー数に応じて課金されます。ただし、最初の50,000ユーザーまでは無料で利用できます。

4. データ保存場所

FirebaseはGoogle Cloud Platformのデータセンターにデータを保存します。一方、Amazon Cognitoはユーザーが選択したAWSリージョン内にデータを保存します。この違いは、データの位置による法的要件や、レイテンシの問題を考慮する際に重要となる可能性があります。

これらは主な比較ポイントですが、具体的なニーズや要件により、どちらのサービスが適しているかは異なる場合があります。両サービスのドキュメンテーションや公式ガイドを参照し、詳細な機能や料金体系を確認することをおすすめします。

さいごに

この記事では、Firebase Authの基本的な概要から、使い方、料金体系、そしてAmazon Cognitoとの違いについてまで、幅広く解説しました。Firebase Authはその簡単なセットアップと豊富な認証方法、柔軟な料金体系から、多くの開発者に選ばれるユーザ認証のサービスです。

ただし、全てのプロジェクトや要件に適しているわけではないため、特定のニーズに対して最適なサービスを選択することが重要です。それがFirebase Authであれば、その導入と利用がこの記事を通じて一層スムーズになったことを願っています。

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