【告知】値の参照時の仕様変更のお知らせ
このたび2024年11月11日に値の参照に関する仕様変更を予定しておりますので詳細について報告いたします。
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2023.07.10に公開 | 2023.07.10に更新
Querier運営
「Querier(クエリア)」は社内向け管理画面を圧倒的な速さで、かつビジネスのスケールに合わせて柔軟に構築することができるローコードツールです。
管理画面の構築もWeb上で完結
エンジニアのためのローコードツール
Google Cloud Platform (GCP) の中心的なデータウェアハウスである BigQuery をご存知ですか?
本記事では、BigQueryの基本的な概念から使い方、料金、パフォーマンス、セキュリティまでを詳しく解説します。エンジニアやデータアナリストの方々にとって有益な情報となることを目指しています。
Googleの提供するBigQueryは、大規模なデータセットに対するSQLクエリを迅速に実行できるエンタープライズ級のウェブサービスです。
これは、Googleが長年にわたって開発してきた分散型ストレージシステムと並列処理テクノロジーを利用しています。
BigQueryはフルマネージド型のサービスであり、ユーザーはインフラストラクチャの管理について心配する必要はありません。
また、サーバーレスアーキテクチャを採用しているため、ユーザーはインフラストラクチャのキャパシティプランニングや、サーバの設定や管理をする必要がありません。
BigQueryはペタバイトレベルのデータを扱うことができます。データが増えるにつれて自動的にスケーリングし、一貫したパフォーマンスを提供します。
BigQueryは、データ操作のために標準SQLを使用します。これにより、既存のSQL知識を活用してデータを操作することが可能となります。
BigQueryはリアルタイムでのデータ分析をサポートしています。ストリーミングデータを即座にクエリすることが可能で、リアルタイムのインサイトを得ることができます。
BigQuery MLを用いて、SQLクエリを使って機械学習モデルを作成、評価、予測することが可能です。
これにより、データサイエンティストなどの専門的なスキルを持たないユーザーでも機械学習を活用することができます。
以上がBigQueryの詳細な解説となります。
BigQueryの使い方は主に以下の3つのステップに分けられます。
BigQueryでデータを管理するためには、まずデータセットを作成する必要があります。データセットはテーブルやビューのコンテナで、アクセス制御の範囲となります。
データセットは以下のようなコマンドで作成できます。
CREATE SCHEMA my_dataset;
次に、データセットにデータをロードします。データのロードはBigQuery Web UI, bq
command-line tool, BigQuery REST API, Google Cloud SDKを通じて行うことができます。
以下のようなSQLコマンドでCSVファイルをロードすることができます。
CREATE OR REPLACE TABLE my_dataset.MyTable
OPTIONS(
format="CSV",
uri="gs://mybucket/mydata*.csv",
skip_leading_rows=1
)
データがロードされたら、SQLを使ってクエリを実行することができます。例えば以下のようなクエリを実行することが可能です。
SELECT name, COUNT(*) as count
FROM `my_dataset.mytable`
GROUP BY name
ORDER BY count DESC
LIMIT 10
BigQueryは公式のWeb UIやREST API、Google Cloud SDKの他にも、BIツール(TableauやLookerなど)やJupyter Notebookなど、様々なツールから接続して利用することができます。
詳細な使用方法やクエリの書き方については、公式ドキュメンテーションを参照すると良いでしょう。
BigQueryの料金体系は主に2つに分けられます:ストレージの料金とクエリの料金です。
BigQueryのデータストレージ料金は、保存されているデータの量によって決まります。
これはアクティブストレージ(最近更新されたデータ)とロングタームストレージ(90日以上更新のないデータ)で異なります。
アクティブストレージは通常、ロングタームストレージよりも高い料金が設定されています。
クエリの料金は、オンデマンド料金とフラットレート料金の2つのプランがあります。
BigQueryには無料枠が存在します。
BigQueryの無料枠では、毎月1TBまでのクエリの処理と、最初の10GBまでのストレージが無料で提供されます。
また、新規のGoogle Cloud Platformユーザーは、初めての12ヶ月間に$300の無料クレジットを利用することができます。
具体的な料金については、料金が地域や使用状況などにより異なる場合があるため、詳細は公式の料金ページをご覧ください。
BigQueryはその巨大なスケールと高度なクエリエンジンにより、ペタバイト級のデータセットに対するクエリを数秒で実行する能力を持っています。
しかし、場合によってはBigQueryが遅く感じることがあります。その理由と対策について以下に述べます。
BigQueryは列指向のデータベースであり、クエリを効率的に行うためには特定の列のみをターゲットにすることが推奨されます。
全ての列をスキャンするクエリは、それが必要ない場合よりも多くのデータをスキャンし、それによってパフォーマンスが低下する可能性があります。
したがって、必要な列のみを指定するようなクエリの最適化を行うことが重要です。
BigQueryはテーブルのパーティション化とクラスタリングをサポートしています。パーティション化はテーブルを時間または整数範囲に基づいてセグメント化し、クエリが特定の範囲のみをスキャンすることを可能にします。
一方、クラスタリングは特定の列に基づいてデータを並べ替え、類似の値を同じブロックにグループ化します。
これらのテクニックを適切に使用することで、クエリのパフォーマンスを大幅に向上させることが可能です。
BigQueryは最近実行したクエリの結果をキャッシュし、同じクエリが再度実行されると、キャッシュから結果を返します。
これにより、同じクエリの再実行は非常に高速になります。ただし、データが変更されたり、クエリにランダムな要素が含まれる場合にはキャッシュは使用できません。
BigQueryはオンデマンドとフラットレートの2つの料金モデルを提供しています。
オンデマンドの場合、一部のリソースに制限があり、大量の同時クエリや大規模なデータ処理には適していない場合があります。
これに対し、フラットレートプランではリソースが保証され、より高度な需要に対応可能です。
これらの要素を理解し、適切に対応することで、BigQueryのパフォーマンスは大幅に改善されるでしょう。
Google Cloud Platform(GCP)のBigQueryは、セキュリティが最優先された設計となっています。しかし、ユーザー自身がセキュリティを維持するために注意すべき点も存在します。
GCPは、Identity and Access Management(IAM)を通じて、BigQueryへのアクセスを細かく制御できます。
IAMロールを使用して、特定のユーザーがBigQueryのリソースに対して何を実行できるかを設定できます。データへの不適切なアクセスを防ぐために、IAMポリシーを適切に設定し、最小限の特権原則を適用することが重要です。
BigQueryはデフォルトで全てのデータを暗号化します。
しかし、さらなるセキュリティを求める場合には、顧客管理の暗号化キー(CMEK)を使用することで、ユーザーが暗号化キーを自身で管理できます。
BigQueryはデータセットの共有を簡単に行うことができます。
しかし、共有の設定を行う際には注意が必要です。意図せず公開範囲が広がると、データが不適切にアクセスされるリスクがあります。データを共有する際は、必要最小限のユーザーやグループに対してのみアクセスを許可しましょう。
データの保持期間を設定し、必要な期間が過ぎたら自動的にデータを削除することができます。
これにより、古いデータが不適切にアクセスされるリスクを減らすことができます。
また、BigQueryではソフトデリートという機能を使い、削除したデータを一定期間内であれば復元することが可能です。
BigQueryはCloud Audit Logsを通じて、リソースに対する操作のログを提供します。これにより、不適切なアクセスや操作が行われた場合に迅速に対応することができます。
今回はBigQueryの基本的な特性から、料金体系、性能についての考察、そしてセキュリティ上の注意点までを詳しく見てきました。これらの情報が、あなたがBigQueryをより効果的に使う一助となることを願っています。
最後に、BigQueryは常に進化し続けています。新機能のリリースや改善は頻繁に行われており、その都度公式ドキュメンテーションや関連資料をチェックすることで、最新の情報を得ることができます。
データ分析の世界は広大で、BigQueryはその探求を助ける強力なツールです。これからも学び続け、最大限の価値を引き出しましょう。
Querier運営
「Querier(クエリア)」は社内向け管理画面を圧倒的な速さで、かつビジネスのスケールに合わせて柔軟に構築することができるローコードツールです。
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