Querier

2〜3ヶ月と見積もっていた開発期間を、クエリアを導入することでわずか1週間に短縮できました

2023.11.21に公開 | 2023.11.21に更新

Querier運営

@querier_io@querierinc

「Querier(クエリア)」は社内向け管理画面を圧倒的な速さで、かつビジネスのスケールに合わせて柔軟に構築することができるローコードツールです。

管理画面の構築もWeb上で完結
エンジニアのためのローコードツール

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フルカイテン株式会社

2012年5月創業のフルカイテン株式会社。
「在庫をフル回転させる」をコンセプトに、機械学習を駆使したSaaS『FULL KAITEN』を提供し、在庫問題の解決に取り組む。ミッションは『世界の大量廃棄問題を解決する』。大量生産・大量廃棄の削減により、環境保護と資源の適正利用に貢献し、SDGsの目標達成にも寄与することを目指している。


運用グループ マネージャー 横井健治氏

制御システム開発から、生産管理、工程管理、物流倉庫のWMS/WCS開発でフルスタックエンジニア兼マネージャーとして従事。新規事業としてスマート農業サービスのプロダクトマネージャーとしてローンチ。
よりカスタマー向けのプロダクトに関わりたいと考え、小売/アパレル向けに在庫分析プロダクトを展開しているフルカイテンにジョイン。現在は運用グループのマネージャーとして、顧客データを取り込むELT開発および顧客システムでFULL KAITENのデータを活用して頂くためのプロフェッショナルサービスの開発をマネジメントしている。顧客や弊社CSからのインプットを受けてプロダクトの設定変更といった運用管理も行っている。


御社の事業内容を教えていただけますか?

当社は小売やアパレル業界向けに在庫分析を行うプロダクトを提供しています。

このサービスは単なる在庫管理ではなく、お客様から提供される日々の売上データや在庫データを分析し、在庫の質を評価します。小売やアパレル業界では、特定の期限内にどれだけの商品が売れるかを予測することが重要で、私たちは目標消化率や在庫回転率などを用いて分析を行います。

多くのSKUを扱う場合、従来の手法ではエクセルでの分析が困難です。しかし、私たちのサービスを利用することで、SKUの数が多くても手作業では難しい詳細な分析が可能になります。この分析では、売れ筋商品の特定に加えて、在庫過多で回転率が低いが高利益を生む商品を見つけることもできます。

また、当社のプロダクトには、在庫の倉庫出荷や店舗間移動をサポートする機能も含まれています。これにより、店舗間でカラーやサイズによる売れ行きの偏りを調整し、売り場を最適化して売上を増やすことができます。

普段はどのような業務を担当されているのですか?

私の主な役割は、プロダクト開発チーム内での運用管理です。

具体的には、お客様からのデータ受け取り、データ連携、ETLの開発と管理を行っています。これには、プロダクトの各種設定変更や日々の運用業務も含まれます。
最近特に注力しているのは、フルカイテンを通じて蓄積された多くのお客様データの活用です。このデータは分析を経てビッグデータとなり、お客様の基幹システムでの利用を目指しています。

このために、データ構造の統一とETLプロセスを用いて、プロフェッショナルサービスの形で必要なデータを連携する取り組みを始めています。

管理画面開発ツール「クエリア」を導入する以前は、どのような課題を持たれていたのでしょうか。

私が入社する前は、開発チームは社員3~4人と非常に少なく、外部スタッフを含めても約10名でした。
そのため、プロダクトのリリースに注力する中で、管理画面の開発は後回しになっていました。当時、管理画面は存在せず、Pythonツールやデータベース操作で代用していました。

CSチームはお客様に密接に対応し、フルカイテンのサービスを業務に組み込んでいましたが、これにはエンジニアの対応が必要でした。

プロダクトのリリースが優先される中、管理画面の開発は半年以上遅延しました。その後、私が運用チームのマネージャーになり、組織変更を経て、結局管理画面が完成しないという状況が続いていたため、クエリアに声をかけました。

どのような経緯でクエリアの導入を決めていただいたのでしょうか?

ノーコードやローコードで管理画面を構築できるツールには、いくつかの選択肢があります。

例えば、海外のツールやOSSなどが挙げられます。OSSは初期費用を抑えてAWSに組み込むことができるため、魅力的な選択肢でした。

しかし、OSSを長期的に活用する場合、ユーザーごとの権限設定や監査ログなどの機能を利用するには有償オプションが必要になること、さらにバージョンアップやメンテナンスに追加の費用が発生することが懸念されました。

このような背景から、国産のSaaS製品であるクエリアを選択しました。クエリアなら、要望を伝えやすく、メンテナンスの心配も不要だからです。

クエリアで実際にどんな管理画面を作って頂いているんでしょうか?

まず、お客様のデータや設定を一覧で表示できる機能を実装しました。FULL KAITENでのデータ分析に必要な多岐にわたる設定項目を整理し、それらを変更できるツールを開発しました。

以前はPythonで開発していた多くのツールをクエリアに移植し、実用化することに成功しました。その結果、Pythonツールの使用頻度を大幅に減らすことができました。

クエリアを導入後はどういう効果がありましたか?

以前はPythonツールを使用していましたが、これにはエンジニアのみが操作可能で、AWSに接続する必要がありました。特に、AWSセッションの接続やEC2の踏み台IPの変更など、操作には手間がかかっていました。

クエリアの管理画面を導入したことで、フルカイテンのテクニカルサポートチームも、お客様からの一次受付や要望、問題に対応する際に設定の変更が簡単に行えるようになりました。

最初に管理画面の開発を計画した際、2~3ヶ月の開発期間を見積もっていましたが、クエリアを使用することで、最初の管理画面をわずか1週間で完成させることができました。この迅速な開発は、私たちにとって非常に重要な成果でした。

エンジニアとしてクエリアの構築体験はいかがでしたか?

クエリアを用いたローコード開発体験は、非常に効率的でした。
特に、データベース接続、認証、ユーザー管理など、通常は時間を要する基本的な機能の開発を省略できる点が大きな利点です。これらは地味な作業であり、かなりの労力を必要とします。

クエリアでは、これらの基本的な開発が全く必要ないため、効率が大幅に向上しました。

具体的には、画面の構築に際してSQLやJavaScriptを使用してデータを取得し、画面表示に適した形に整形する作業がスムーズに行えました。JavaScriptを使用してデータを整形することで、画面上の表示の最適化や設定の反映が容易になり、開発プロセスがより円滑に進行しました。

最後に、ローコードサービスを試したいと考えている方々へのメッセージをお願いいたします。

クエリアを使用すると、望む機能を迅速に実現できます。特に、エンジニアのリソースを最適化し、プロダクト開発に集中できる点が大きな利点です。

FULL KAITENはSaaSプロダクトであり、私たちはプロダクトに注力して成長させたいと考えています。

クエリアのようなサービスを利用することで、よりプロダクト開発に専念できるようになります。

「Querier(クエリア)」は社内向け管理画面を圧倒的な速さで、かつビジネスのスケールに合わせて柔軟に構築することができるローコードツールです。

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