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ノーコードWeb制作ツールWebflowで複数のCMSコレクションをリファレンスする方法

2023.02.09に公開 | 2023.02.09に更新

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今回はクエリアのプロダクトサイトでも利用しているノーコードWeb制作ツールWebflow(ウェブフロー)の解説です。コレクションと呼ばれるコンテンツ内で、別のコレクションを複数個リファレンスする方法を詳しくご説明します。

コレクションって?


Webflowでは、データを投稿タイプごとにグループ化したもののことをコレクションと呼びます。ブログ記事、メンバー、最新のお知らせなどが該当します。各コレクションがどんなデータを保持するか自由に設定することができます。

リファレンスって?


特定のコレクションで、他のコレクションをフィールドに追加することができます。たとえば各ブログには著者が存在しますが、ブログ記事に掲載される著者の情報は著者コレクションで管理することができます。言わずもがなですが、著者に対する変更を一言で管理することができるというメリットがあります。

Webflowのリファレンスが抱える問題点


こちらの画像のようなフォーマットで、ブログ記事をリスト表示するとします。タイトルとサマリー、カバー画像、それから複数の著者と複数のカテゴリーを表示したい。著者リストは表示できますが、カテゴリーリストを表示しようとすると次のようなエラーを目にすることになります。
Collection List Wrapper can only be nested in one Collection List Wrapper.
「コレクションリストの中にネストできるコレクションリストは1つだけだよ。」

複数表示する方法

普通にやろうとすると実現不可能な、複数のコレクションをコレクション内でリファレンスする方法は以下のとおりです。

  1. ブログ記事コレクションに カテゴリーテキストというフィールドを追加
  2. カテゴリーテキスト にテキストを入力
  3. カスタムコードを入力
  4. コレクションを配置し、各エレメントにクラスを付与
  5. text-of-categories-listに対して、カテゴリーテキストフィールドを適用


詳しく説明します。



1. ブログ記事コレクションに カテゴリーテキストというフィールドを追加


ブログ記事コレクションに対して、カスタムフィールドを追加します。タイプは plain textにします。

2. カテゴリーテキストを入力


先程作成したカテゴリーテキストフィールドに、選択したカテゴリーの文字列をそのまま入力します。複数項目入力する場合はカンマで区切ります。

3. カスタムコードを入力

以下のコードを、コレクションを表示したいページのカスタムコード欄に入力します

<script src="<https://cdn.jsdelivr.net/npm/@finsweet/cms-library@1/cms-library.js>"></script>
<script>
(function() {
  var insertTags = new FsLibrary('.collection-list')
  insertTags.nest({
  	textList: '.text-of-categories-list',
    nestSource: '.nest-multi-reference',
		nestTarget: '.multi-ref-target'
  })
})();
</script>



4. コレクションを配置し、各エレメントにクラスを付与


こちらの画像のように、各エレメントを配置します。赤矢印で強調しているものに関しては、記載されているクラス名を付与してください。ブログ記事コレクションの中にある、 multi-ref-targetの中に、 Category Listコレクションの Colection Item 以下が挿入されることになります。

5. text-of-category-list に対して、カテゴリーテキストフィールドを適用する


text-of-category-listというクラス名を付与したテキストブロックに対して、ブログ記事の「カテゴリーテキスト」を設定します。この要素は非表示にしてしまって構いません。
以上の工程を行うことで、ブログ一覧の各アイテムの中にカテゴリーリストを表示することができると思います。同様のプロセスを実行すれば、複数の著者やタグなど、2つ以上のコレクションを表示することができます。

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