【告知】値の参照時の仕様変更のお知らせ
このたび2024年11月11日に値の参照に関する仕様変更を予定しておりますので詳細について報告いたします。
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2023.03.07に公開 | 2023.03.07に更新
Querier運営
「Querier(クエリア)」は社内向け管理画面を圧倒的な速さで、かつビジネスのスケールに合わせて柔軟に構築することができるローコードツールです。
管理画面の構築もWeb上で完結
エンジニアのためのローコードツール
Casey Muratori氏という開発者が、特にアーキテクチャの観点から、時間の経過と共にプロジェクトを発展させる方法を理解するためのメンタルモデルを紹介しているレクチャーを拝見する機会があり、とても興味深いと感じたため、今日は少し紹介したいと思います。
特にソフトウェアの開発などのプロジェクトを発足してからローンチ可能な状態に至るまでのプロセスを「Project State Space (プロジェクトの状態空間)」という概念を用いて彼は説明しています。私たちはこの空想上の世界において、出発地から、山を超え谷を超え、時には川をわたり、沼地を超えて目的地に到達しなければなりません。出発地点、すなわちプロジェクトの0日目にいるうちはコードもデザインもアーキテクチャもない状態です。そしてプロジェクトのゴール地点では、プロダクトはローンチ可能な状態にあります。
上に示すように、スタート地点からゴールまでをまっすぐ進むことはできません。開発者はプロジェクトのアーキテクチャを変更したり、調整したりします。出発してから間もないうちは、最終ゴールがどこにあり、それがどのような形をしているのか想像することは非常に難しいと彼は言います。
そこで、効果的にスタート地点からゴールまで、なるべく無駄なく到達する方法として、最初からゴールまでの道のりを決めてしまわずに、短い距離でスパンを区切って、進むべき方向を選択するという方法を提唱しています。ゴールの位置がわからない状態で旅路を細かく決定してしまうことは、その予測が誤っていた際に取り返しがつかないことになりかねません。最初のうちはゴールを「大体の方角」として捉え、その方角に向かって進んでいく。距離が近くなればなるほどゴールの位置が明確になっていくので、高い精度でゴールできるというわけです。
ここまでがMuratori氏によるレクチャーをまとめたものです。アーキテクチャやコードの設計、コードを書く際の話にとどまらず、プロダクト開発そのものに対してもとても有用な考え方だと個人的に感じました。プロジェクトが発足してから何も考えずにとてつもない規模のデザインシステムを作ろうとしたり、遠い遠い将来のリスクについて永遠と吟味したり、私たちは見えない景色を見えないうちに見ようとしてしまいがちです。しかし、今見えている景色から最善の道を選び、次の中継地点へと移動する、そしてまた最善を選択する、それを繰り返すことで誰よりも早く、効率的に目的地へとたどり着くことができるはずです。
Casey Muratori氏のSubstack: https://substack.com/profile/11696674-casey-muratori
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