Querier

「やりたいことをすぐに実現できる」クエリア導入で管理画面の開発工数を大幅に削減したmikanの担当者に聞く

2022.06.20に公開 | 2022.06.20に更新

Querier運営

@querier_io@querierinc

「Querier(クエリア)」は社内向け管理画面を圧倒的な速さで、かつビジネスのスケールに合わせて柔軟に構築することができるローコードツールです。

管理画面の構築もWeb上で完結
エンジニアのためのローコードツール

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株式会社mikan

2014年6月創業。 『本質的なテクノロジー活用であらゆる人の英語学習によりそい人生の可能性を広げる』というミッションを掲げ、総ダウンロード数600万を超える英語アプリ「mikan」を運営。 ベストトレンドアプリやe-Learning大賞Edtech部門など、フューチャーや受賞も多数。2021年から人材採用にも力をいれ、1年で組織人数は倍以上に拡大。これまで以上に事業成長のスピード・幅を増し、会社一丸となりビジョンの実現に向けてチャレンジを続けている。


コンテンツチーム・エンジニア 新垣 匠也氏

大学時代のインターンからmikanに新卒入社。学生時代には業務効率化システムの開発を経験。現在はコンテンツ制作のディレクションや効率化・仕組み化などを担当


— 管理画面開発ツール「クエリア」を導入する以前は、どのような課題を持たれていたのでしょうか。

mikanは『本質的なテクノロジー活用であらゆる人の英語学習によりそい人生の可能性を広げる』というミッションを掲げ、総ダウンロード数600万を超える英語アプリ「mikan」を開発・運営しています。

mikanでは現在計120冊以上の英語教材を学習することができます。これまでは英単語アプリmikanとして英単語教材のみを提供していましたが、今では”英語アプリmikan”としてTOEICや英検などの問題集を学習できるように進化しています。

問題演習の提供を開始するとのことで、これまで単語のデータベースとして使っていたFirestoreとは別で、新たにCloud SQLを使うことになりました。
それに伴って、新たにSQLと接続した問題集用の管理画面の作成が必要でした。

ただエンジニアチームはフルタイムのメンバーでiOSが 2名、 Androidが 2名、バックエンドが 3名という小規模な人数のため、管理画面の開発に十分なリソースを確保することが難しい状況でした。

また会社としてもプロダクトの提供価値を上げることが最優先であるため、管理画面の構築の優先度が低くなっていました。

— 普段はどのような業務を担当されているのですか?

私は現在コンテンツチームに所属していて、出版社から頂いた教材PDFデータをアプリで学習できるように、制作から入稿までを行う業務に携わっています。

データベースに入れる際には膨大なデータを扱う必要があるのですが、プログラミングを用いて制作の効率化や仕組み化をしていくというのが主な仕事になります。

今まではフロントエンドの開発業務をメインにしつつバックエンドの開発もFirebaseなどを使いながらフリーランスとしてサービス開発に携わってきまして、今年mikanに正社員として入社しました。

— どのような経緯でクエリアの導入を決めていただいたのでしょうか?

Firebaseと繋がっている管理画面を構築した際は社外の方に頼んで、開発を進めていました。ただある機能が欲しいとなった際に実装までの1サイクルに時間がかかることや現場で求めている要件をうまく伝えることができず、要望が上手く反映されなかったりといった点に課題を感じていました。

既にある管理画面に機能をどんどん付け足していくという選択肢もあったのですが、新たに別のデータベースを使うというタイミングであった点や修正画面をなるべく早く構築し利用したいという要望があったことから他の方法を探していました。

そんな中、社内の方からの紹介でクエリアのことを知り、ドキュメントを読んだり実際に触ってみて自分でもやりたいことを素早くローコードで実現できそうと感じたため、導入を決めました。

— クエリアで実際にどんな管理画面を作って頂いているんでしょうか?

主に作成したのは問題修正画面です。

出版社からいただいた教材PDFデータをデータベースに入れた後にユーザーからのご指摘で英単語や英語表現が間違っていたりと誤植が発見されるケースがしばしばあります。その修正をクエリアで構築した管理画面で行っています。

— クエリアを導入後はどういう効果がありましたか?

クエリアを使用して管理画面を構築してみると、1週間足らずで問題集の誤植などの修正画面を構築することができました。おかげでエンジニアチームはプロダクトの改善・改良にフォーカスして開発を行えるようになりました。

クエリアを導入したことでエンジニアに頼らずに、エンジニアでない社員でも修正業務を行うことができるようになったのが一番の効果でした。

— 実際にクエリアを使った開発の感想を教えてください。

クエリアはDBからSQLなどを書いて取得したり、JavaScriptで整形したりといった柔軟性も兼ね備えているのでエンジニアとして利用しやすかったです。やりたかったことをすぐに実現できて、ローコードなので工数もスクラッチの開発に比べてそこまで必要ないところが良いなと思いました。

また切り分けて画面ごとにアプリを作ることができるので、作ったり、削除したりがしやすく経験が浅いエンジニアでも技術的負債を心配することなく、CRUDアプリを作れるのが魅力的に感じました。

管理画面をエンジニアチームに頼んで作ってもらうとなるとコミュニケーションコストが発生したり、時間がかかったりすると思うんですが、クエリアを導入したことで管理画面の開発が私一人で完結したのは良かったなと思います。

— ローコードツールを使った開発とスクラッチでの開発を比べて何か気づいたことはありましたか?

今回初めてローコードツールを使ったんですが、割と簡単に自由度が高く構築でき、すごく便利だなと感じました。管理画面を構築するとなるとUI・UXについても0から考えたり、ディレクトリ構造を考えたり、コンポーネント化を意識する必要があったりかなり大変です。

しかしクエリアの場合、ドラッグ&ドロップである程度完成度の高いUIを構築でき、裏側のロジックの部分も柔軟に自由度高く利用することができました。特にテーブルを配置して、裏側のロジックを少し書くだけですぐに見たい情報が見ることができるというのもシンプルですが良いなと思いました。

今後も必要に応じて様々な機能を構築していこうと思っています。

— 自由度が高い分、学習コストが高いと考える方もいると思うのですが実際クエリアに慣れるのにどのくらい時間がかかりましたか?

僕は学習コストがそこまで高いとは感じませんでした。ドキュメントに基本的な使い方が載っていた点や、これまでの開発業務で主にReactを使っていたので、配列やマッピングだとか、コンポーネントの志向だとか普段から慣れている概念が多くあり、比較的スムーズに開発を進めることができました。

自分自身、フロントエンドの開発が得意で、バックエンドは比較的経験が浅いのですが、基本的なSQLやデータベースの知識があるだけで十分な開発ができるのでクエリアはすごく利用しやすかったです。

— 今後の事業の展望をお聞かせください。

これまでは英単語アプリmikanとして英単語教材のみの提供でしたが、今では”英語アプリmikan”としてTOEICや英検などの問題集を学習できるように進化しています。今後も引き続きプロダクトの改善・改良していき、ユーザーに対する提供価値を高めていきたいです。

その際にクエリアを活用して、運用の効率化を高め、より多くのユーザーが求めている教材を学習できるアプリに進化させていきたいと思っています。

— まだまだローコードで管理画面を構築するという考えが世の中に浸透していないなと感じています。最後にこれからローコードサービスを試したいと考えている方々にメッセージをお願いいたします。

管理画面を作るってやはりすごく工数がかかることだと思っていて、その割にはそこまで事業にインパクトが大きくはないと感じています。

mikanの場合だとプロダクトの改善や改良に時間をかけた方が、ユーザーに対する提供価値を高めていけます。ただ管理画面は事業を運営するのに必要不可欠な機能です。

そのような工数をあまり割けられないけど、必要不可欠な機能をローコードで作ることができれば、エンジニアもビジネスサイドもハッピーになれて、事業の成長に繋がると思います。

なのでエンジニアのリソースを必要なところに最大限割きたいと考えている会社の方にはぜひ試してもらいたいサービスです。


英語アプリmikanについて>

600万ダウンロード突破。 「はやく・ただしく・たのしく」をコンセプトにした国内最大級の英語アプリ。学生向けから社会人でも使える教材まで幅広いラインナップが揃っており、受験・資格試験・日常英会話・ビジネス英会話など、スキマ時間を活用して自分の目的にあった学習をすることが可能です。
https://mikan.link/

「Querier(クエリア)」は社内向け管理画面を圧倒的な速さで、かつビジネスのスケールに合わせて柔軟に構築することができるローコードツールです。

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